今よりも技術が発達したそう遠くない未来。

新原子トロンの発見は、未来における技術力との融合で
物理学、量子力学、化学、光学といった全ての科学分野を飛躍的に向上させた。
こうした最高科学は次第に、新しい世界の創造に価値を見出した。
そこで人類はある計画を立案したのである。


トロン発見から20年後、人類は新電脳世界「メタバース」を創造した。
そのメタバースに、戦争のない、平和な、そして人間に忠実な世界を願って…。


最高科学はメタバースへ人工知能（AI)を搭載したドロイドを与えた。
ドロイドは人間にとても忠実であり、争い事もなく、平和な生活をしていた。
ドロイドのAIには個性をなくし、全てのドロイドを平等な立場とした。
最高科学によって生み出された人工知能（AI）は完璧であったのだ。
メタバースの平和は末永く続き、計画も第二段階へ移行出来るものと誰もが考えていた。
しかし、ある事件をきっかけに計画は頓挫する事となる。


メタバース世紀12年
メタバース居住区内において、通常のAIとは思えない思考性や、見た目に変異が見られるドロイドが発見された。
その数カ月後、居住区を中心に一部ドロイドのAIに異常が見られるようになった。
あるドロイドはお手製の銃器を手に取り暴れ回り、あるドロイドは他のドロイドのAIに不正アクセスをするようになった。
ドロイド達は、こうした異常性のあるドロイドを「ヴィールス」と呼び怯えていた。
事態を重く見た人類は、計画の一時中断を決定し、調査と事態の収拾を最優先とする事とした。


メタバースの調査には、健全なドロイドを新規に起動し、そのドロイド自身でメタバース内部を調査する必要がある。
この調査責任者に任命されたあなたは、事の真相を暴くために立ち上がるのである。



信頼出来る新たな相棒と共に…
You go to Metaverse with Droid.